IE9登場 ブラウザ比較対決 Chrome VS IE9 Javascript HTML5

延期されていたIE9がとうとう公開されました

GUIもシンプルになり最近主流のデザインになりました

JavascriptやHTML5の実行速度を計測してみました

InternetExplorer9 ダウンロードはコチラから

まずIE9の特徴をご紹介

・JavaScriptがマルチコアCPUに設計 「Chakra」エンジン採用

・HTML5に対応

・DirectX APIを使用したGPUアクセラレーションを搭載

・キャッシュサイズが250MBにアップ

・アドオンパフォーマンスアドバイザーが搭載により負荷の高いアドオンを通知無効化

・IE8に比べてIE9は起動速度が改善

・通知領域が画面の下段中央に分かりやすく表示

・セキュリティー機能の強化 ActiveXフィルター等

 

かなり色々と改善点がありますが、

今回のIE9の登場によりWindowsXPは未対応

とうとう、XPがサポート外という形になりました。

まだまだXPは現役のOSなだけにこの点は非常に残念です

今回はWindows7 64Bit を使い、よく計測に使うサイトにて実際にChromeと比較してみました

 

WebWaitで表示速度の比較

左がIE9   右がChromeです

Javascriptを多用したページではIE9に軍配

一方YahooのトップページではChromeに軍配が上がりました

表示速度は若干IE9が早い様ですが、サイトによってはChromeが早いかも知れません

 

GPUハードウェアアクセラレーション フレームレート比較 (11/04/27 追記)

グラフィック性能比較です

左がIE9 右がChromeです

圧倒的な差が付いています

実際に計測画面も比較にならないほどIE9が早いです

追記 (11/04/27)

Chromeには実はGPUを使える設定があり試験段階でまだ正式には実装されていないのですが

そのGPUアクセラレーション機能を試すことが出来ます

Chromeのアドレスバーにて「chrome://flags」と入力して

GPU アクセラレート合成

GPU アクセラレート キャンバス 2D

この２つを有効にして再起動すれば有効になります

 

Chromeにも正式にGPU機能を実装して欲しい物です。

結果IE9には及ばない物の試験的にGPU機能を使えばフレームレートをあげる事が出来るようです

参考までに

 

HTML5 Benchmaek 比較

左がIE9 右がChromeです

IE9がScore3199 Avg.FPS 67

ChromeがScore2577 Avg.FPS 54

IE9がChromeより約1.2倍以上早い様です

 

最後にHTML5対応を点数に表示してくれるサイトでIE9を計測 HTML5TEST

130点 全ての項目には対応していない様です

Chromeが273点という結果なので、

この結果が今後どの様にHTML5に対応してくるのか楽しみです

 

レビュー

素直にIE9は早い！と感じました。通常のWebでもIE8に比べ早いです。

今後プラグインの対応などが楽しみですが、ユーザが多い分

セキュリティーにも十分確保して欲しいと思います。

外観はシンプル過ぎて、IE8ユーザからは戸惑うかも知れません。

但し一部APIなどが未対応の為IE9では表示出来ないサイトもありました。

Chrome10やFirefox4などもありますので、実際にIE9に触れてみて実感してみては如何でしょうか。