日本の中高生によるコミュニティが開発した
FirefoxベースのWebブラウザ。
高いカスタマイズ性や機能を備えています。
実際にブラウザ性能テストもしてみました。
リンク先
ダウンロードとインストール
上記リンク先ページを開き、Floorpをダウンロードボタンを押します。
お使いのOSを選択します。Windowsの場合はオンラインインストーラー、通常のインストール版、
ポータブル版と用意されています。
ここではオンラインインストーラー版で説明します。
ダウンロードしたファイルを実行します。
インストールは自動で完了しますので、しばらく待ちます。
完了すると本ソフトが自動で起動します。
レビュー
外観はFirefoxに似た印象です。まずは「準備はいい?」をクリックします。
すぐに使い始めたい人はスキップを押します。
他のブラウザーからデータをインポートも可能なようです。とりあえず使ってみるので
インポートはスキップにしました。
次にテンプレートを選択できます。松竹梅と用意されていて、松が高度な機能や設定が可能な
上級者向けな設定、梅がシンプルで初心者でも分かりやすくなっているようです。
とりあえず竹にしておきます。
デザインを選択できます。見やすいデザインを選択します。
このデザインは後からでも変更が可能です。
初期設定が完了するとブラウザを使い始めることができます。
画面右側にはブラウザーマネージャーサイドバーと呼ばれるツールパネルが並びます。
画面上部にはタブ、その下はアドレスやツールバー、ブックマークバーと並んでいます。
このブログを開いてみました。Chromeと違いフォントが少し太くて文字が見やすくなっています。
動作は軽快でスクロールも滑らかな感じがします。
アドレスバーの左側にサイドバーを表示するアイコンがあります。クリックすると
画面左側からブックマークや履歴などを表示できすサイドバーが表示されます。
このサイドバーは右側に移動も可能です。
画面左上には「規定」と書かれたボタンがあり、ワークスペースを変更できます。
仕事用、遊び用、プライベート用などワークスペースを作っておけば一括でタブの切り替えなどが
可能です。便利な機能で多くのタブを開く人は活用すると便利になりそうです。
右上のメニューボタンからは詳細な設定が可能です。各機能にアクセスができます。
画面右側のパネル「ブラウザーマネージャーサイドバー」ではブックマーク、履歴やダウンロード、
メモ機能やGoogle翻訳などページにアクセスが可能です。
このサイドバーは自分でカスタイマイズも可能です。
デバイス間で同期できるメモ機能もあります。
このブラウザーマネージャーサイドバーは使い方次第ではかなり便利な機能になると思います。
設定からこのサイドバーに追加してみました。ブラウザーマネージャーサイドバーは
Webページをツールライクに表示できる便利なサイドバーのようです。
メニューから「アドオンとテーマ」を選択してみました。
ここでは外観などを変更できるテーマや拡張機能などを管理できます。
カラフルなテーマも用意されているので、自分の好みでデザインを変更できます。
またWebにはたくさんのテーマや拡張機能があるので、更に使いやすいように
カスタマイズすることができます。
こちらが設定画面の「ブラウザーマネージャーサイドバー」の設定画面です。
右側のサイドバーの項目の順番を変えたり追加などが可能です。
ショートカットキーの設定も可能です。80以上ものショートカットが用意されているようで、
自由自在に細かく設定が可能です。
また現代のブラウザーには必須のプライバシー機能も搭載されています。
数多くの設定項目を手軽に設定できるよういに「標準」や「厳格」「カスタム」といった具合に
設定が簡潔になっています。
現在表示しているWebページをQRコードにできる機能も最初から搭載しています。
スマホでサクッと読み込んで同じページを開くのに便利です。
設定の「その他のツール」にはWeb開発者に便利なツールが用意されています。
レスポンシブデザインを確認したり、ソースの確認、開発ツールなども搭載しています。
マウスジェスチャー機能は拡張機能で対応可能です。Firefox拡張機能が使えるので
このアドオンを入れるとジェスチャー機能が使えます。
また規定のフォントを設定も可能です。Chromeはたしか出来なくてフォントを変更したいなぁと
思った事がありますが、メイリオなど好きなフォントに変更が可能です。
通常はWebページ毎に使うフォントが指定されていますが、
このページの「ウェブページが指定したフォントを優先する」のチェックを外すと
強制的に選択したフォントで表示することができます。これはかなり有難い機能です。
Chromeと比較してみました
幅広いJavaScriptの計測に対応したベンチマーク「JetStream2」のスコアです。
Floorpは131.313でした。
こちらはChromeのスコアです。さすがはChromeといった所でしょうか。
Webブラウザの応答性をベンチマークできる「Speedometer」のベンチスコアです。
かなりいい数字が出ています。
こちらはChromeのスコアとなります。
JavaScriptの実行速度はChromeに軍配ですが、ブラウザの応答性についてはFloorpが圧勝しています。
実際に触っていてもかなりキビキビと動作して気持ちいいぐらいの動きです。
読み込み速度もかなり速く感じます。
総評
日本の学生コミュニティであるAblazeによって開発された国産ブラウザ。
高い拡張性やカスタマイズ性があり、動作もかなり軽快に感じました。まだ紹介できてない機能も
豊富に搭載されていて、高機能なブラウザでした。
少し機能が多すぎてPC上級者向けな感じで、Chromeの様なシンプルさは無いですが、
使いこなせると手放せないブラウザになりそうです。
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