2023年夏版のWebブラウザ最速を計測、
ChromeやEdge、Opera、人気のBraveでも速度比較、
各種ベンチマークやメモリ使用量も計測しました。
Chromeが驚きの進化を遂げていました。
計測PCの環境
OS Windows10Pro 64bit 22H2
CPU Corei5 9400F
Mem 8GB
ストレージ M2.SSD Evo970 Plus
グラボ NVidia GTX 950 Ti
計測ブラウザ
Chrome 114.0.5735.199(Official Build) (64 ビット
Edge 114.0.1823.67 (公式ビルド) (64 ビット)
Firefox 115.0.1 (64 ビット)
Opera 100.0.4815.47
Vivaldi 6.1.3035.111 (Stable channel) (64-bit)
Brave v1.52.130 Chromium:114.0.5735.198(Official Build) 64ビット
前回と同じブラウザで計測してみました。
各ブラウザともにそれぞれバージョンが上がっていて、AIを搭載しているブラウザ、
VPN機能を実装しているブラウザなど様々です。
Chromeベースのブラウザはほぼバージョンが横並びな状態です。
今回もBraveやVivaldiなど比較的新しいブラウザも一緒にテストしてみました。
ベンチマーク
1 ARES-6 JavaScriptの実行環境を計測
2 JetStream2 幅広いJavaScriptの計測に対応
3 MotionMark Webブラウザのグラフィック、アニメーションをベンチマーク
4 Speedometer 2.0 Webブラウザの応答性をベンチマーク
5 HTML5 Webベンチマーク ブラウザで各種ハードウェアのベンチマークを実行
前回同様に同じベンチマークを使用しています。
JavaScript、グラフィックやアニメーションなど幅広い技術をテスト出来るよう選択しています。
また使用メモリは、タブを5つ開いた状態で計測しております。
使用CPUに関してはほぼ誤差になるので、今回は省略しております。
ベンチマーク結果
Chrome | Edge | Firefox | Opera | Vivaldi | Brave | |
ARES-6 | 14.03ms | 13.22ms | 30.87ms | 14.04ms | 13.16ms | 12.74ms |
JetStream2 | 174.510 | 173.374 | 111.291 | 172.699 | 169.130 | 172.537 |
MotionMark | 828.29 | 828.08 | 766.91 | 802.62 | 1002.95 | 975.25 |
Speedometer2.0 | 196 | 174 | 145 | 182 | 181 | 186 |
HTML5 Web | 440911 | 447247 | 177696 | 391445 | 395688 | 427440 |
使用メモリ | 551MB | 620MB | 635MB | 870MB | 693MB | 393MB |
テーブル内の色は数値が
一番良かった項目には青 、 2番目に良かった項目に緑 、 一番数値が悪かった項目にオレンジ
と分かりやすく表示しています。
総評
前回同様にChrome、BraveがJavaScript実行速度などでかなり速い結果となりました。
Chrome:
ほぼ全ての項目で上位でJavaScriptやグラフィック、応答性などが高速です。
前回の計測では使用メモリがかなり多かった印象ですが、
メモリセーバーオフの状態で計測しましたが、それでもかなり節約されているのが分かります。
しかしさすが世界シェアNo1ブラウザ7割近くがChromeという安定のブラウザです。
Edge:
Chromeベースのブラウザで、BingAIなど最近では独自機能を実装してきました。
最初から実装されているためか、シェアも増えてきています。
ただWindowsの標準ブラウザから変更しようとすると執拗にEdgeを押してきたりと
なんとなく嫌いです。笑
Firefox:
以前までは代表するブラウザでしたが、現在では体感で分かるほど
表示速度が遅かったりと、現在は良い所が無いブラウザになってしまいました。
使い慣れている、愛着ある拡張機能などがあれば便利ですが・・・
Opera:
ジェスチャーやスピードダイヤル、サイドパネルなどユニークな機能を
標準で実装していて機能は豊富です。
特にサイドパネルが便利で最近ではChatGPT機能を実装したりと
ニュースになっていました。
ベンチマーク、速度面では平均的です。
Vivaldi:
このブログでも以前に紹介した新しいWebブラウザです。
タブ管理やショートカット、UI変更が可能で
Chromeを更に細かく自分仕様に変更が可能です。
見た目はシンプルですが、かなり高機能です。
ベンチマークMotionMarkで飛びぬけた数値をたたき出しています。
Brave:
このブログでも以前に紹介した新しいWebブラウザです。
広告ブロックやセキュアな機能が搭載されています。
公式でもChromeより速いと公言しているだけあってスコアはかなり速く
実際にChromeより速い場面もありました。
今回もメモリ使用量が圧倒的に少ない点は優秀です。
Webブラウザ 世界シェア
前回はChromeが67%、Edgeが10%となっていましたが、今回はChromeもEdgeもシェアが減っています。
その代わりSafariが大きく増えて前回8.93%だったのが、今回は20.5%まで増えています。
WindowsユーザがiOSに移行した結果かなと思います。
またFirefoxは去年秋には7.28%だったのが、今回は2.8%とかなり少なくなってきました。
OSの変化がブラウザシェアまで影響してそうな感じで、ちょっと参考にはなりませんでした。汗
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