Excelなどに掛けたVBAパスワードを
忘れてしまった時の対処方法を紹介。
色々と調べてやってみたら、この方法が
一番簡単に確実に解除することができました。
必要なもの
バイナリーエディタが必要となるので、下記リンクのソフトをダウンロードしておきます。
Binary Editor BZ ダウンロードはこちらから
解除対象の状況
ExcelのVBAにパスワードをかけて分からなくなった場合の対処方法となります。
解除手順
まずはエクセルファイルの拡張子をzipに変更します。拡張子が表示されていない場合は
下記手順で拡張子を表示しておきます。
エクスプローラーの表示から表示、ファイル名拡張子にチェックをします。
デスクトップ上のファイルも全て拡張子が表示されます。
sample.xlsmからsample.xlsm.zipに変更します。こんなメッセージが表示されるので
はいを選択します。
次にzipファイルになったエクセルファイルを右クリックで「すべて展開」をクリックします。
左側が展開されたフォルダ、右側がエクセルファイルをzipにしたファイルです。
このzipファイルは必要なのでそのままにしておきます。
展開したフォルダ内のxlフォルダを開きます。
vbaProject.binというファイルがあるので、これをバイナリーエディタで開きます。
バイナリーエディタが起動したら、画面上部の編集をクリックします。
リードオンリという所にチェックが付いているので、チェックを外します。
次に画面上部の検索欄に「dpb」と入力して検索します。
DPBという箇所が検索されました。
DPBのDの部分にカーソルで選択します。
このDを1に変更します。キーボードで1を押すだけで変更できます。
保存を押してエディタを閉じます。
左側が展開したフォルダ、右側がエクセルファイルをzipファイルのまま解凍せずに開いたフォルダとなります。
左から右にvbaProject.binファイルをコピーして、書庫ファイルのままファイルをxlフォルダ内の
vbaProject.binファイルを上書きします。
上書きします。
展開したフォルダはもう不要なのでゴミ箱に移動します。
sample.xlsm.zipからsample.xlsmへファイル名を元に戻します。
はいを選択します。
再びエクセルファイルに戻るので起動します。
エクセル起動時にこんなメッセージが表示されるので、「はい」を選択して、
一度保存してエクセルを閉じます。
再びエクセルを立ち上げて、開発タブからVisual BasicでVBAを開くと、パスワードが解除されて
コードを見ることができます。
あとがき
今回は自分が困ったので、いろいろと調べていてダメだった手順など繰り返して
やっと簡単にできる方法を見つけました。あくまで自分のファイルで作業を行ってください。
ご参考になればと思います。
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